注目のドイツ・リートアルバムのリリースです。シューマンのアイヒェンドルフの詩による《リーダークライス》《女の愛と生涯》、間にベルク《7つの初期の歌》といういずれも王道といえる連作ものを揃えた意欲作。オペラ、歌曲いずれのジャンルでも高い評価を得ているレシュマンと内田光子という顔合わせ。表現力豊かで濃厚で香り立つような抒情性をたたえたレシュマン、そしてそれを支え且つ雄弁に語りかける内田光子のピアノ。歌曲アルバムのリリース自体あまり多くはないこの頃ですが聴き応えのある素晴らしい新作の登場がうれしいですね。
内田光子のピアノ&ドロテア・レシュマンのソプラノという評判の顔合わせで送る、シューマンとベルクの王道と言える連作もの揃えた意欲作
Decca