アヴィシャイ・コーエンなど才能の宝庫イスラエル・ジャズ・シーンにおいて、着実に良作のリリースを重ねてきた実力派サックス奏者エリ・デジブリ。ハービー・ハンコックに抜擢され、リーダー作ではアーロン・ゴールドバーグ、カート・ローゼンウィンケル、ブラッド・メルドーなど現代ジャズのスターや巨匠ロン・カーターなどを迎えてきた華々しいディスコグラフィーを持つが、前作から若手を起用し、トラッド風味溢れる力作で自身のルーツと未来を見据えている。2年ぶりとなる新作でもその力強いアティチュードが存分に伝わってくる傑作だ。今年の〈東京JAZZ〉でそのブロウを是非体感して欲しい。
エリ・デジブリ(Eli Degibri)『Cliff Hangin’』イスラエル発の実力派サックス奏者がルーツと未来を見据えた2年ぶりの新作
ジャンル
ジャズ