取り立てて何がどうということでもないのだが、〈なんかいいな~〉と思った映像があったので紹介。ニュー・アルバム『Invite The Lights』をリリースしたばかりのデイム・ファンクが、自身のシンセやドラム・マシーンをファンへみずから販売する動画〈Dam Trunk〉が、ストーンズ・スロウのYouTubeで公開中だ。
「これから〈One-day synths sale/Out-of-the-trunk sale〉をやるんだ」と、自身が使っていたシンセやドラム・マシーンを車のトランクに詰め込むデイム・ファンクさん。
「ハイエンドな物を売るわけではなく、音楽が作りたくて部屋に置いていたりするもの、シンセやドラム・マシーンなんかを売るんだ。楽しい気分になってもらうためにさ。最近はみんなどうも深刻になりすぎてる、ダークだよ。部屋の隅っこに縮こまってドラッグやっちゃったり。そうじゃなくて、楽しい気持ちにならないと! ファンタジーな気分を取り戻したいんだ」といったことを語りつつ、みんなが待つストーンズ・スロウのオフィスへ。
青空セール的なノリで、買われた実機や『Invite The Light』のアナログ盤にサインを入れたり、一緒に写真を撮ったり談笑したり、ファン(?)が弾く鍵盤をバックに歌ってみたりと、カジュアルでピースフルなヴァイブがすごい。つまりはアルバムのプロモーション動画ではあるものの、なんか楽しそうだな……アメリカっていいな……と羨ましさが止まらない。