フル作としては6年ぶりとなる、LAモダン・ファンクの立役者の新作。近年は本名のギャレット名義でニューエイジ〜アンビエント寄りの内省的な作品も発表していたが、今回はそちらとデイム・ファンク名義との境界線がぼやけてきたような内容になっている。アッパーなビートやベースラインで身体を揺らすと同時に、コズミックでニューエイジなシンセで心安らぐという、他では味わえない聴き心地。新たなファンク宇宙を構築した傑作だ。