トリプルファイヤーが今週リリースした新作『エピタフ』より、“変なおっさん”のミュージック・ビデオが公開中。オフビートな味わいが後を引くので紹介しておきたい。
今回のMVは、モト冬樹の生誕60周年記念作品「こっぴどい猫」や、トリプルファイヤーが主題歌と劇伴を担当した恋愛群像劇「サッドティー」などで知られる映画作家の今泉力哉が監督。バンドのフロントマン、吉田靖直が水をかけられたり、フランスパンを食する姿が収められている。また、ダニエル・クロウズ原作の映画「ゴーストワールド」をオマージュした女の子コンビも登場。モデルとしても活躍する7Aと青柳文子がダルいムードたっぷりに演じる。昨今、シャムキャッツ、Homecomingsなどアメリカン・オルタナティヴ・コミックスへの愛情を公言するインディー・バンドが目立つが、(偶然にも?)そうした潮流ともシンクロする今回のMVで、その流れがさらに加速するのかもしれない。