2013年のファースト・アルバム『Sing To The Moon』で一気にブレイクを果たしたUKの女性シンガー、ローラ・マヴーラ。次の作品が待たれるなか、待望の新曲“Overcome”のミュージック・ビデオが公開された。

ジャズやゴスペル、R&Bなどを呑み込んだリリカルで開放的なサウンドと、ソウルフルかつ多彩なヴォーカル・ワークで注目を集め、『Sing To The Moon』リリース後には来日公演も実現させるなど日本でもリスナー層を拡大。2014年にはメトロポール・オーケストラと共演ライヴ盤『Live With Metropole Orkest』をリリースし、昨年は映画「コードネーム U.N.C.L.E.」に楽曲“You Work For Me”を提供するなどトピックは絶えなかったが、来たるセカンド・アルバムへの布石となりそうな動きは今回が初となる。

そんな新曲“Overcome”ではナイル・ロジャースをフィーチャー。持ち前のハーモニーと洗練されたストリングスで健在ぶりを示しつつ、以前よりダンサブルでディスコティークなサウンドを御大のギター・カッティングが先導していく。コスモポリタンな音楽性はそのままに、アフロ・ポップ色が(ヴィジュアル的にも)表面化してきているようにも映る。

ちなみに、スナーキー・パピーが2月13日にリリースするニュー・アルバム『Family Dinner Vol.2』にも彼女は参加しており(紹介記事はこちら)、2016年はふたたび存在感をアピールする1年となりそうだ。