前作以降はスペクトラソウルの“Real Good”に客演していたノッティンガムのシンガー。同曲を冒頭に据えたこのセカンド・アルバムはその延長線上にあるコラボ集といった趣で、ダウンテンポベース・ミュージック主体の意匠はソウルフルなコク深い歌声を空間の隅々にまで増幅するかのようだ。ジョニー・フェイスの踏み込んだ手捌きも、新鋭キャプテン・スーパーノヴァロスト・ミダスらのシンプルな仕事ぶりも良い。