インタビュー

ソロからソウル・オーケストラ、コンボ・バルバロ、オンダトロピカまで、アルバムで振り返るクァンティックの15年

クァンティック・プレゼンツ・ザ・ウェスタン・トランシエント 『A New Constellation』 Pt.2

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【参考音源】J・ロックによるクァンティックのミックス音源

 

 2000年にブレイキン・ブレッドで初シングルを出し、翌年トゥルー・ソーツ発の『The 5th Exotic』(以下Tru Thoughts)でアルバム・デビューしたクァンティック。2002年の次作『Apricot Morning』でコアな信頼を得て、2003年にはディープ・ファンク景気に呼応したクァンティック・ソウル・オーケストラ『Stampede』も発表。以降はソロの2004年作『Mishaps Happening』トッド・サイモンも参加した2005年のオーケストラ作『Pushin On』、カリブ味を増した2006年のソロ『An Announcement To Answer』スパンキー・ウィルソンのバックをソウル・オーケストラで務めた2007年作『I'm Thankful』……と両名義で交互にアルバムを出しつつ、当初のソウル/ファンクから音楽好奇心の幅を拡大していく。

 転機となったのは同じ2007年のソウル・オーケストラ作『Tropidelico』で、ここで南米/カリブ色をさらに濃くした彼はコロンビアに移住。フラワーリング・インフェルノの2008年作『Death Of The Revolution』、現地ミュージシャンをコンボ・バルバロ名義で束ねた2009年のラテン・ジャズ作『Tradition In Transition』、2010年にはインフェルノでの第2作『Dog With A Rope』……と自身の志向を作風の変化と共に表明。コンボ・バルバロを従えて盟友アリス・ラッセルとの連名盤『Look Around The Corner』を放リリースした2012年には、オンダトロピカでの『Ondatropica』(Soundway)ロス・ミティコス・デル・リトモとの『Los Miticos Del Ritmo』(Soundway)と、よりコロンビア色の濃いプロジェクト作も残している。が、昨年出た久々のソロ名義作『Magnetica』(Tru Thoughts)はLA勢に援護を仰いだ内容となり、『A New Constellation』への助走はすでに始まっていたのだ。

【参考動画】クァンティックの2014年作『Magnetica』に収録されている
アリス・ラッセル参加曲“You Will Return”
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