灼熱の季節の到来と共に、〈熱さを以て暑さを制す〉とばかりに総勢10名の大所帯アフロ・ファンク・バンド=ラクータがデビュー。サルソウル黄金期を彷彿とさせるラテンのフレイヴァーをたっぷり含んだオープニング曲“Bata Boy”は、ベースメント・ジャックスローラン・ガルニエらがいち早くピックしてすでに話題に。続く高速ラテン・チューン“Rice & Peace”での佇まいも堂々としたもの。アフロビートやJB直系のファンクネス、ハイエイタス・カイヨーテファティマとも共振するようなソウル風味といった幅広いジャンルの要素をブレンドした音楽性と、クァンティックを輩出したトゥルー・ソーツからのリリースということもあり、クロスオーヴァーなシーンでの活躍が期待できそう。そんな彼らは共演歴も伊達じゃなく、インコグニートがツアーのオープニング・アクトに指名したほか、ロイ・エアーズアフリカ・バンバータといった大御所からも折り紙付き。この先のブレイクは必至です。