澤部渡のソロ・ユニット、スカートが11月23日にリリースする新シングル“静かな夜がいい”のミュージック・ビデオを公開した。
ドラムとパーカッションが編む軽やかなリズム、腰にくるファンキーなベース・ラインと洒脱なエレピの音色、そしてゲスト参加した盟友・トリプルファイヤーの鳥居真道による色気たっぷりなギター・サウンド――これまで以上にダンサブルになったバンド・アンサンブルの上で、澤部の歌は滑らかに飛翔する。ライヴでの5人編成で培われた肉体的なグルーヴにフォーカスした最新作『CALL』を経て、さらにしなやかさを増した“静かな夜がいい”は、間違いなくキャリア最高到達点を更新する楽曲だ。
なお、前アルバム収録曲“CALL”と同じく、MVは2015年の映画「バクマン。」で日本アカデミー賞・最優秀編集賞を受賞した大関泰幸が監督。夜の町をさすらう女性を主人公に、彼女が体験する奇妙な出来事を描いている。2分頃の間奏パートでは、黒沢清作品と見紛うばかりのちょっとホラーな演出がなされており、心霊映画好きも必見。また“CALL”と同様に大関監督ならではの青みがかった〈夜〉の美しさも印象深い。
ちなみに、Mikikiでは同シングルに合わせて、スカートとtofubeatsの対談を企画! こちらも近日中に公開予定なので、楽しみにしていてほしい。