アーカイヴァー鈴木啓之の著書「東京レコード散歩 昭和歌謡の風景をたずねて」(徳間書店)は歌謡曲の舞台となった東京の街をたずね、楽曲にまつわるエピソードを語る散歩コラム。これに連動したCD『東京レコード散歩』は、昭和の時代を飾った東京の歌謡曲を、レコード会社6社よりリリースしたコンピ。〈青山レイニィ・ナイト〉〈深夜のRoute 246〉などのサブタイトルが各社のイメージを色分けしそれぞれの昭和の匂いを醸す。〈赤坂の夜は更けて〉と題されたこちらはそのユニバーサルミュージック盤。坂本九“東京五輪音頭”から“別れても好きな人”まで、夜さえも明るい東京の高度経済成長期を華やかに彩った22曲を収録。