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大胆不敵ぶりが高まっていくディスコグラフィー
アタッキーな鍵盤とファルセットを多用したスタイルはすでに確立されている初のミニ・アルバム。自身のパート以外は打ち込みベースで制作された本作は、セピア色のミディアム“秋の香り”、軽快なステップを誘うピアノ・ポップ“追うBOY”をはじめ、現在の持ち味にも通じる両極の魅力をパックした一枚に。
佐々木ヤスユキ、山崎英明、畑利樹ら手練れの演奏陣を迎え、バンド形態で完成させた2枚目のミニ・アルバムは、ダイナミズムの強化によって、躍動的なダンス・ナンバーと感傷的な歌を聴かせる楽曲との対比もより鮮烈に。前者／後者をそれぞれ代表する“ファビュラス”“TARA”など、名曲も多々。
s**tkingzの舞台用に三浦大知がカヴァーした“Your Days”、初のCMソング“Natural Woman”を含むメジャー移籍作。スティーヴィー・ワンダーをめざしたところクイーンに着地した表題曲や、生のストリングスを導入したバラードなど、ドラマティックなアレンジとピアノマンとしての佇まいにはより洗練が。
本作の制作中、クイーンのようなテイストを持ったミュージカル調の楽曲にトライしていたSKY-HIは、ラジオでビッケの楽曲を耳にした際、即オファーを決めたという。そうして共同制作された“Over the Moon”は、歌と鍵盤が全編で寄り添うレトロな風合いの一曲として結実。ビッケは艶めくファルセットを重ねたコーラスでも参加している。
