初作にしてネオ・ソウルの決定盤となった『Baduizm』からちょうど20年――ディアンジェロからグラスパーまで魅了し今もなお現行シーン最重要人物として君臨する、エリカ・バドゥがBillboard Liveに初登場する。本公演は現在開催中のツアー〈Badu Vs. Everythang Tour〉の一環で、来日はサンダーキャットもバックを支えた〈StarFes.'14〉以来3年ぶり。RCウィリアムズJr(キーボード)やラシャド・リンゴ・スミス(DJ)ら8名を率いたフル・バンド編成でのステージとなる。
米テキサス州ダラスに生まれたエリカは、映画を学ぶため入学した大学を本格的な音楽活動のために中退。ダラスの文化センターで子供たちに演技やダンスを教える日々を経て、ひょんなことからディアンジェロの初代マネージャーでも知られるモータウンのキダー・マッセンバーグの目に留まり、『Baduizm』を制作。その年のグラミー賞や〈ソウル・トレイン・ミュージック・アワード〉を受賞し、華々しいデビューを飾った。同作はマッセンバーグのプロデュースのもと、R&B~ソウルにエリカ自身のルーツでもあるヒップホップ、そしてジャズを行き来した音楽性をもってネオ・ソウルの名盤とされ、エリカはネオ・ソウルの女王と呼ばれることとなる。
以降、2000年代にはクエストラヴやQティップ、コモンらとのソウルクエリアンズで制作した『Mama's Gun』、クラブ・テイストなサウンドへ接近した『Worldwide Underground』、〈New Amerykah〉と冠した2作と、コンスタントにアルバムを発表(この間にMISIA“Everything”のカヴァーを録音したりも)。2010年代に入るとロバート・グラスパー『Black Radio』を筆頭に、チャンス・ザ・ラッパーやタイラー・ザ・クリエイター、ボノボといった多彩&気鋭なアーティストの作品への客演仕事を数多くこなし、2015年には〈電話〉をテーマとしたミックステープ『But You Caint Use My Phone』が話題になるなど、常にフレッシュなアティチュードで自身のスタイルをアップロードしている。
今回の来日では〈SOUL CAMP 2017〉の出演も予定されているが、ラグジュアリーな空間でおいしいお酒や食事をゆったりと楽しみながら、世界レヴェルのパフォーマンスを間近で堪能できるのはBillboard Liveだけ。10周年という、エリカと同じく節目の年を迎えたBillboard Liveが〈10th Anniversary Premium Stage〉と題してお送りするプレミアムな夜を、どうかお見逃しなく。
LIVE INFORMATION
エリカ・バドゥ
2017年10月1日(日)Billboard Live TOKYO
開場17:30/開演19:00
2017年3日(火)、6日(金)、12日(木)Billboard Live TOKYO
開場18:30/開演20:00
サービスエリア 43,000円/カジュアルエリア 33,000円
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2017年10月9日(月・祝)、10日(火)Billboard Live OSAKA
開場17:30/開演19:00
サービスエリア 43,000円/カジュアルエリア 38,000円
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