サンダーキャット作品への客演に喜んでいたら、17年ぶりのオリジナル・アルバムが届いて吃驚。ロベン・フォードの泣きのギターが聴けるブルージーな曲やブランフォード・マルサリスのサックスが甘く響き渡る曲など、スモーキーな歌声が魅力的に映える名演揃いで、ソウルフルなロック集といった趣。円熟味をことさら強調したりせず、アグレッシヴでタフな姿を見せる場面も多々あり。耳と心を大きく開いて聴き入りたい。