PAELLASのMATTONと組んだOmitで活動し、TAARのリミックスも手掛けたプロデューサー/ギタリストが初のアルバムを発表。小気味良いギターとリズムボックス風のビート、柔らかいシンセなど、KASHIFのソロ作あたりに通じる雰囲気もあるが、極限まで音数を削いで構築されたループのシンプル志向に独自性があるか。盟友MATTONらを迎えた歌モノにはインディー・ポップ的なR&B感もあって、この先が楽しみだ。