〈どこまで俺ら行ける〉と歌う“5RATS”で幕を開ける2年ぶりのフル・アルバムは、〈キュウソらしさ〉を改めて追求したような作品に。詐欺写メや漫画/アニメの劣化実写化といったテーマを骨太になったバンド・サウンドとシンガロングで叩き付ける楽曲は、やはりライヴで盛り上がること必至だろう。特にリズム隊の充実ぶりは顕著で、“TOSHI-LOWさん”でのBRAHMANオマージュなハードコア・パンクも様になっている。