クラシック、ポピュラー、民族音楽といったジャンルの枠を超え、選りすぐりの音楽を紹介する坂本龍一総合監修による『音楽の学校(=schola)』第17巻のテーマは、〈ロマン派音楽〉!「今なお愛され続ける19~20世紀のクラシック音楽は、それ以前の古典派音楽から何を受け継ぎ、その後の音楽に何をもたらしたのか。」を、座談会で詳細に掘り下げていく。“ロマン派”という時代を坂本龍一自身がどのような思いで見つめているのか興味深い。豊富な名曲が生み出された時代の楽曲をシリーズ初となるCD2枚組で収録。収録曲に関する詳しい解説や音楽史年表など約120ページに及ぶブックレットは読みごたえ充分。