20年ぶりの新作だって! アシッド・ジャズ人気に乗って台頭したグループの中でもユーモアというかコミカルな部分を持ち合わせていた彼らだが、その茶目っ気は健在。小粋なオルガン・インストをメインに、アクセント程度に歌モノも散りばめている。60年代のジャズを手本としながら90年代前半っぽい空気を纏い、その90年代のリヴァイヴァル気運で盛り上がるいまの時代とも絶妙にフィットした、何とも不思議な作品。