長い米国生活を終えて帰国した佐藤が発表したのは、リン・ドラムをフィーチャーしながらひとり多重録音で作った激メロウ盤だった。ウェンディ・マシューズのまろやかな歌声やリリカルなシンセのフレーズなどが絡み合って発生した浮遊感がやたらと心地良い。