ホセ・ジェイムズやフライング・ロータスらも実力を認める新世代ジャズ・ドラマーのリチャード・スペイヴンが、前作に続いてヴォーカルにネオ・ソウル界注目のジョーダン・ラカイ、ギターにスチュアート・マッカラムといったメンバーを従えて作り上げた3作目。リード曲“Spin”で顕著だが、気心の知れた盤石の布陣のなかで、研ぎ澄まされたプレイがいっそう光る、まぎれもない〈ドラマーのアルバム〉だ。