ディスクロージャーなどに客演しているオーストラリア出身シンガーの初フル・アルバム。R&B~ソウルだけでなくジャズの意匠やレゲエ~ダブの素養を感じる内容で、リチャード・スペイヴンが叩くトリッキーなドラムの上でダビーな浮遊感を醸しながら歌う“Toko”はその最たるもの。ハイエイタスグラスパー好きに確実に刺さりそうな逸品だが、色気あるまろやかな美声も素晴らしいのでネオ・ソウル好きにも大推薦。