『寂しい人が一番偉いんだ』を支えるクリエイターたちの関連作を紹介!

Schrödinger's Cat adding,コトリンゴ アンノウンワールド エイベックス・ピクチャーズ(2019)

“エミリーと15の約束”の詞曲を手掛けたのは、生きることの困難さと大切さに鋭く迫る詞世界で支持を集める新世代のボカロP、カンザキイオリ。カンザキ自身の歌唱による本プロジェクトではコトリンゴを迎え、優しい眼差しで世界の美しさを謳う。

 

みきとP 愛島雑貨店 愛島工房(2016)

majikoとは彼女のデビュー前からライヴや〈歌ってみた〉動画での共演などで交流の深いみきとP。多彩な作風はまさに〈雑貨店〉と呼ぶに相応しいものだが、なかでも喪失感を伴うセツナ系ロックには定評があり、今回majikoに提供した“レイトショー”もその系譜。

 

キミノオルフェ この世界に花束を Stray Cats(2019)

“MONSTER PARTY”を木下哲と共に編曲した菅原一樹は、majiko(とChiho)がオープニングを担当したTVアニメ「エガオノダイカ」のエンディング曲となるこちらのシングルを共同編曲してニアミス。エモーショナルかつ端正な音作りはmajikoの作品にも通じる。

 

蝶々P RERISE ユニバーサル(2018)

majikoもたびたび歌っている“心做し”を代表曲に持つ蝶々Pは、一之瀬ユウ名義でシンガー・ソングライターとしても活動しているボカロP。切ない恋愛系の曲を得意とし、majikoの名バラード“君に最後の口づけを”(2015年)も彼のペンによるものだ。

 

haruka nakamura PIANO ENSEMBLE Kitchen(2017)

器楽を中心に電子音も用いたポスト・クラシカルな曲調で、柔らかな憂いに満ちた景色を優美に描くharuka nakamura。坂本美雨 with CANTUSのプロデュースでも知られるが、majikoとは“morrow”(2016年)を提供して以来の付き合いとなる。

 

ましのみ ぺっとぼとレセプション ポニーキャニオン(2019)

majikoのシングル曲“ひび割れた世界”や“春、恋桜。”“WISH”をアレンジしている横山裕章は、YUKIからDAOKOまでの作品に携わってきたagehasprings所属のコンポーザー。歌い手の魅力を的確に引き出す手腕は、大半の編曲を担当したポップなこのアルバムでも味わえる。