INTERVIEW

片想いが人生を舞台に繰り広げる、ポップに生き残るための一大ダンス・ミュージカル!

片想い『LIV TOWER』

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さまざまある片想いメンバーの別プロジェクト、前作以降の動きは……

ココア山 プラスワン MY BEST!(2016)

二階堂和美を思わせる奔放なヴォーカリゼーションが不思議な引力を放つシンガーの松倉如子。その歌に惹き込まれた伴瀬朝彦と彼女によるユニットの初作には、岩見継吾や光永渉らに加え、片想いからは遠藤里美も演奏で参加。ときに軽妙に、ときに情緒たっぷりにスウィングする和装のソウルがここに。 *土田

 

ザ・なつやすみバンド 映像 VYBE(2018)

センシティヴでロマンティックなポップソングを奏でるこのバンドを何よりも特徴付けているのは、MC.sirafuが担うスティールパンやトランペットの色彩豊かなサウンドだろう。結成10周年を祝った本作ではミツメとEnjoy Music Club、山崎ゆかり(空気公団)を迎え、より多様で瑞々しいポップ絵巻を作り上げた。 *澤田

 

cooking songs Curry Rice VELVETSUN PRODUCTS(2018)

伴瀬と渋さ知らズの高橋保行を中心に、スガダイロー・リトルブルー、WUJA BIN BIN、田我流とカイザーソゼの面々が集った〈音楽と料理を提供するフリージャズ・ポップス・バンド〉。mmmを迎えた“カレーライス”はボッサだったりと、本作は絶妙なユーモアと脱力具合が素敵な日常音楽集だ。 *土田

 

冬にわかれて なんにもいらない Pヴァイン(2018)

寺尾紗穂、伊賀航、あだち麗三郎によるバンドの初アルバム。寺尾の可憐な歌と鍵盤を中心に、シティーなソウル感覚に溢れた“月夜の晩に”や3人の柔和なプレイがアンビエントに広がる表題曲など曲調は多彩ながら、全体に通底するリラックスした空気感が耳に心地良い。詩的で芳醇なポップス集。 *土田

 

chop the onion CONDUCTOR OMAKE CLUB(2018)

MC.sirafuとVIDEOTAPEMUSIC、セケンシラズ、Eskimoから成るクルー、チークタイム温度。なかなか音源ではお目にかかれない彼らが、OMAKE CLUB所属のビートメイカーの最新作に参加。レイドバックしたインディー・ラップ集とも言えそうな本作は、KAKUBARHYTHMファンにもお薦めだ。 *土田

 

伴瀬朝彦 エモノ MY BEST!(2019)

卓越したマルチ・プレイヤーとして片想いとその界隈を支える伴瀬。シンガー・ソングライターとしての2作目は、宅録の初作とはうって変わってバンド編成で臨んだ作品に。オールド・ロックやR&B、ブルースの滋味に溢れた楽曲を、シンプルかつ絶妙に息の合ったアンサンブルで終始ご機嫌に聴かせてくれる。 *澤田

 

Hei Tanaka ぼ~ん KAKUBARHYTHM(2019)

元SAKEROCKの田中馨が率いる6人組バンドには、あだち麗三郎が参加。ノーウェイヴなジャズにアヴァンなプログレ、ある種の冗談音楽をミックスしたようなサウンドは、変拍子に次ぐ変拍子でつんのめり続ける奇怪でカオティックなものだが、ユーモラスな歌詞も相まってなんとも人懐っこい感触が。 *澤田

 

あだち麗三郎 アルビレオ Magical Doughnut(2019)

片想いなどの所属バンド以外にも数多の作品/ライヴに寄与する奇才は、もちろんソロにおいても無二の才覚を発揮。最新作ではブラジル音楽を足がかりに多様なリズムやハーモニーを採り込み、ふくよかでオーケストラルなアンサンブルへ結実。どこまでも優雅なポップスとして提示している。 *澤田

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