ダリオ・アルジェントの傑作ホラー映画「サスペリア」に登場した禍々しい美しさを持つ少女、あるいはデヴィッド・リンチが愛した女たち——そのエッセンスを現代風に具現化したならこのオートマティックになるのかも。LAで出会った3人(そのうち1人はバウハウスのドラマー、ケビン・ハスキンスの娘!)によって結成されたこのガールズ・ポスト・パンク・トリオは、そんな狂気を感じさせる。シンセ、ドラムス、ベースで構成されたミニマルなトラックは、アート・ロックのフレイヴァーもある中毒性の高いエクスペリメンタル・サウンドで地元のクラブを賑わせ、ストーンズ・スロウに契約させるほどの存在感を放っていたとか。この摩訶不思議なサイケ・ワールドの登場は、今後シーンを揺るがす事件になるか!?