秋から冬にかけてのサウンドトラックを紹介!

illmore ivy Chilly Source/Manhattan/LEXINGTON(2018)
おかもとの“subway”を手掛けたのは、チルでリスニング・フレンドリーなヒップホップの潮流を紡ぎ上げてきたChilly Sourceのトラックメイカー。この初作ではTHREE1989のSHOHEYやkiki vivi lilyも穏やかなムードを演出する。おかもと参加の“思い出す”もここに収録。

リスニング志向の洒落たヒップホップということでは、〈CITY RAP〉の流れに早くから寄与してきたOMAKE CLUBのも外せない。『gappy』に“TWO LOVE”を提供した彼のソロ作では、kiki vivi lilyやTENDRE、mabanua、AAAMYYYらと並び、おかもともRachelとコラボ。

おかもとの“himitsu”や西恵利香の“本音”などの仕事が続いているビートメイカーだが、その起点となったのは一十三十一やMACHINAらシンガーを迎えてポップなアプローチに挑んだ本作の成功でしょう。おかもとの客演した甘酸っぱい名曲“ダンスの合図”もここに収録。

“HIT NUMBER(EVISBEATSとPUNCH REMIX)”での絡みを前段階に、おかもとの“(you're)my crush”を手掛けるに至った才人。自作での素朴なメロウネスは都市型というより神秘的な自然志向の濃さもあるが、最近はKuroやGhost like girlfriendなどの仕事も増加中だ。

PAELLASのMATTONと組んだOmitで活動してきたプロデューサー/ギタリストがインディー・アーバン感も纏って仕上げた好盤。本作以降にSIRUPを手掛け、おかもとや向井太一、西恵利香、kuro、showmore、Chilly Sourceのpinokoなど各所から引っ張りだこになっている!

昨年あたりから話題になりはじめた神戸出身デュオの最新EP。AORのカセットレーベル風の装丁や永井博を起用したジャケである種のイメージを巧みに操りつつ、そこに止まらぬプロダクションは幻想的で幅広い。MALIYAやKEIJU、IO、向井太一など関連作も次々に登場中。
唾奇×Sweet Williamの“Good Enough”で名を上げ、illmoreやTSUBAMEの作品やミックスCDでおかもとえみとのニアミスも多い印象のある彼女。WONKファミリーや冨田恵一らがバックアップしたこのフル・アルバムでは平熱の甘酸っぱさを誘うソフトな歌い口が心地良い。
TAMTAMのヴォーカリストによる、アンビエント情緒も快いソロ作。グループでもたびたび同時代のR&Bを引き合いに出されることが多いが、軸にある彼女の歌唱にブレがあるわけではない。先行7インチでのEVISBEATSやShin Sakiura曲のほか、君島大空の制作曲にも注目。

昔から志向は変わらないものの、生活のサントラ的な色味を濃くしてきた近作が時代のトーンにハマって人気を拡大しているBASI。唾奇との“愛のままに”を含む本作ではSIRUPとの共演もしっくり空間に馴染む。本作の後にはDJ HASEBE曲にて向井太一とのコラボも実現。

