待望のメジャー・ファースト・アルバム。先だって公開された“LOVE COMMUNICATION”のMVが気持ちいいくらいに堂々と下ネタを炸裂させて最高だったのだけど、笑いながらもなぜだか心に刺さってしまうのは、メンバーのキャラの愛らしさと持ち前のポジティヴな生命力の成せる業だろう(もちろん曲の力も)。〈LOVE〉がタイトルに冠された本作で彼女たちが衒いもなく愛を歌っているのは、大きく言えば人生の肯定感に溢れていて眩いばかり。などと書いているとモロにビリー・アイリッシュな“FAKE and FANTASY”のような曲も飛び出すのでやはり一筋縄ではいかない。ストレートな愛に溢れ、シリアスに気合いが入っていて、おちゃらけていてハッピーでもある。誠にギャンパレらしい一枚。