ジョン・マクラフリンとの共演で知られるピアニストのジム・ベアードと、スティーリー・ダン、ボズ・スキャッグスとの共演で知られるギタリストのジョン・ヘリントンによるデュオ・アルバム。ピアノとギターのデュオと言えばビル・エヴァンスとジム・ホールによる共演を思い出すが、本作は言わば21世紀版 『アンダーカレント』と言える。スタンダード・ナンバー、オリジナルをバランスよく選曲し非常に聴きやすい内容になっているが、ビル・エヴァンスの《ルーズブルース》、スティーリー・ダンの名作《ガウチョ》が特に印象に残った。古典的なスタイルを守りつつ、現代に充分に通じる聴き応えのあるサウンドでジャズ・ファン以外にも聴いて欲しい。
ジム・ベアード、ジョン・ヘリントン 『Chunks & Chairknobs』 ジャズ・ファン以外にもオススメのピアニスト+ギタリストによるデュオ作
ジャンル
ジャズ