現在は入手困難な2014年の自主制作盤をリビルドした作品。5年経っても色褪せない、類い稀なるメロディーメイカーの才に驚きを抱きつつ、解放感溢れる“Open Hearts”や、温かくも切ない歌声と鍵盤の音色が印象的な“Free Man”といった書き下ろしの新曲も秀逸。楽曲のテイストはさまざまだが、間に入るインタールードの効果もあり、聴き終わった後には一本の映画を観たような満足感の残る作品だ。