チャイルディッシュ・ガンビーノがニュー・アルバム『3.15.20』を本日3月22日にリリースした。
アルバム『“Awaken, My Love!”』(2016年)、そして人種差別や銃暴力を扱った楽曲“This Is America”(2018年)などで注目を集めてきた音楽家、チャイルディッシュ・ガンビーノ。俳優ドナルド・グローヴァー(Donald Glover)としての活躍やショーランナーとしても携わるTVシリーズ「アトランタ」(2016年~)の成功など、彼は現在のアメリカのエンターテインメントを牽引する存在である。
そんなチャイルディッシュ・ガンビーノが新作をリリースするという噂は、2018年以降絶えなかった。ファンが期待を募らせるなか、2020年3月15日(アメリカ時間)、ウェブサイト〈Donald Glover Presents〉では新たな音楽が期間限定で聴けるように。その後、19日に同サイト上でカウント・ダウンがスタート。ついに今日、待望の新作『3.15.20』が届けられた。
12曲を収録した『3.15.20』では、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)、21サヴェージ(21 Savage)、カディア・ボネイ(Kadhja Bonet)が客演、DJダヒ(DJ Dahi)、ルドウィグ・ゴランソン(Ludwig Göransson)、チュクディ・ホッジ(Chukwudi Hodge)らのプロデューサーが参加している。また、シングル“Feels Like Summer”(2018年)は“42.26”として収録。さらに〈Donald Glover Presents〉名義で、全曲が1トラックとなっているヴァージョンも聴くことができる。
なお、ドナルド・グローヴァーは2017年に〈チャイルディッシュ・ガンビーノとしての活動をやめる〉と語っているため、本作はチャイルディッシュ・ガンビーノの最後の作品だと考えられている。