パット・メセニーの〈Unity Band〉への参加の他、ウィントン・マルサリスや渡辺貞夫まで、数々のレジェンドと共演してきたベーシスト。これまでに2枚のリーダー作を発表している彼だが、2011年発表の初リーダー作『State Of Art』、続く2015年の『Coming Of Age』と、その作風は全く異なり、3枚目のリーダー作となる本作では、なんと自らがヴォーカルを担当するという挑戦的な内容に。マーカス・ストリックランドやクリス・バワーズら同世代の凄腕達と奏でる異色のネオ・ソウル。〈ベーシスト〉という肩書きは、もはや彼には相応しくないのかも。