ラン・ザ・ジュエルズがニュー・アルバム『RTJ4』を2020年6月3日にサプライズ・リリースした。

ラッパー/プロデューサーのエル・P(El-P)とラッパーのキラー・マイク(Killer Mike)によるヒップホップ・デュオ、ラン・ザ・ジュエルズ。彼らは、6月5日(金)に新作『RTJ4』をリリースすることになっていたが、予定を前倒ししてサプライズ・リリースした。

アルバムはこれまでの作品と同様、フリー・ダウンロードで発表されておりSpotifyApple Musicなどの各ストリーミング・サーヴィスでも聴くことができる。またラン・ザ・ジュエルズのオフィシャルサイトでは、社会変革のために活動する者を法的にサポートする〈The National Lawyers Guild Mass Defense Fund〉への寄付をすることもできる。

『RTJ4』には、グレッグ・ナイス、DJプレミア、2チェインズ、ファレル・ウィリアムズ、ザック・デ・ラ・ロッチャ(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)、メイヴィス・ステイプルズ、ジョシュ・ホーミ(クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ)ら、数多くのミュージシャンが参加。

2人は『RTJ4』を前倒ししてリリースしたことについて、以下のステイトメントを発表した。

クソくらえ、なんで待つんだ?

世界はでたらめなことで溢れかえっている。だから、それらすべてのことに対処する間に聴くべき、生々しい何かをここに届ける。この作品を楽しんでもらえたら幸いだ。どうか無事で、どうか希望を捨てないでいてほしい。こうして2人の友人たちの声を聴くチャンスを与えてくれたこと、好きなことをする機会を与えてくれたことには、感謝の念に堪えない。

愛情と感謝を込めて。

ジェイミー+マイク

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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5月25日、ミネアポリスでジョージ・フロイド(George Floyd)が白人警官に殺されたことを発端に、アメリカ全土ではブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter)運動が再燃している。過激化した例もある運動に向けて、ラン・ザ・ジュエルズのキラー・マイクは5月29日、アトランタ市長キーシャ・ボトムズの記者会見でスピーチを行った。彼のスピーチについては下の記事に書いたので、ぜひ読んでほしい。