70歳を越えてなお第一線で活躍するテナー・サックス奏者、ビリー・ハーパーを中心にジャズ界の重鎮が顔を揃えるバンド、クッカーズ。彼らが9月16日にリリースするニュー・アルバム『Time And Time Again』より、“Sir Galahad”がYouTubeで公開された。
クッカーズは、ハーパーのほかにエディ・ヘンダーソン、ディヴィッド・ウェイス(共にトランペット)、ドナルド・ハリソン(アルト・サックス)、ジョージ・ケイブルス(ピアノ)、セシル・マクビー(ベース)、ビリー・ハート(ドラムス)という数々の名盤・名演に関わってきた錚々たるメンバーで構成されている。今回公開された“Sir Galahad”は、ハーパーの初リーダー作『Capra Black』(73年)収録曲の再演で、スピリチュアル・ジャズ・シーンを牽引した彼の歴史が詰まったような演奏に思わず目頭が熱くなる方もいるのでは。