従来の一発録りではなく、メンバー二人で約3か月半のあいだプライヴェート・スタジオに籠ってじっくり仕上げたという3作目。絶望に苛まれたときの支えになってくれそうなブルース“ 夜明けの唄”、3拍子のリズムとグロッケンやヴァイオリンで彩った音像が温かい“クレイジーワルツ”など、どの曲もT字路sらしい気概に満ちている。eastern youthの『2020』と合わせて聴いてほしい。ドッコイ生き延びてみようと思えるはず。