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インタビュー

PIGGS『5 KILL STARS』プー・ルイ率いる5人組アイドルが語る、感情剥き出しに踏みしめた次の一歩

なりたい自分にはまだ遠いけれど――破天荒の先へ向かう5人は次なる一歩を踏みしめる。感情剥き出しのキラー・チューンを満載した『5 KILL STARS』が突き刺すものとは?

 4月の始動から共同生活の配信を経て、7月の初アルバム『HALLO PIGGS』リリース後にお披露目公演を敢行したPIGGS。以降は関東各所でコンスタントにライヴ出演やツアーを行い、ファイナルのFEVER公演では、新人らしからぬパフォーマンスで活動の充実ぶりを見せつけたばかり。10月には5時間かけて109回連続で歌い踊るMV“クマンバチの独白”を公開し、11~12月には東京~大阪間の往復1048kmを徒歩移動する〈WALK or PORK〉ツアーを敢行……と、あえて苦行に突撃していく姿勢は往年のプー・ルイそのものという感じですが、ニューEPの『5 KILL STARS』はそんな怒涛の2020年をパワフルに締め括る威勢のいい快作に仕上がってきました。

PIGGS 『5 KILL STARS』 プープーランド(2020)

 

楽しみのほうが大きい

――始まる前に想像してたのと比べて、現状はいかがですか?

SHELLME「良くも悪くも、〈こんなはずじゃなかった〉ってとこはありますけど(笑)。もっとライヴできないと思ってたし」

プー・ルイ「意外とできたね。もっと規模が大きかったら動けなかったと思うんですけど、プープーランドは弱小で、守るべきものもないから、わりと攻められた」

――悪い意味で予想外だったのは?

SHELL「悪かったことではないけど、〈こんなMV撮影ってあるんだ〉とか(笑)」

プー「よくやってるよ、みんな(笑)」

CHIYO-P「でも、始まりからコロナもあったし、普通の活動でやってくのは無理ってわかるじゃないですか。普通のアイドルの感じじゃないのがもう普通みたいな。だからMV撮影とか大変なことはたくさんあったけど、そんなに違和感はなく活動してます」

BAN-BAN「最初のライヴではお客さんも着席だったんですけど、最近のはみんな立ってるし、振りコピとかも激しくやってくれてて。まだ声とかは出せないから、ここからだんだん声が出せるようになっていくのが楽しみだなっていう感じです」

UMI「やっぱライヴで体感できることはたくさんあるので、こんな早い段階でお客さんを入れてツアーをさせていただけたのは凄いありがたいなって思ったのと、あとは配信でもより多くの方に観てもらえて、いろんな人に見つけてもらえる機会は、逆に多いのかなって思いました。だから嬉しいです」

プー「まあ、良かったっていう表現がいいのかわかんないですけど、キャパの制限があるんで、目標にしてた会場でやれたり(笑)、逆手に取っていろんなことを仕掛けていけたのは良かったですね。あと、以前のような活動ができなくなって精神的にやられてる人は多いと思うんですけど」

SHELL「うちらは全然大丈夫」

プー「そう、たぶん元の世界を知らないで、この状態がスタンダードで始まってるから、〈ライヴできるようになった、やったー!〉とか意外とみんな前向きです。いまできないことを悩むより、これからできるようになる楽しみのほうが大きいっていう」

SHELL「そうやって考えたら、いちばんプーちゃんが病みやすいんじゃない(笑)」

プー「みんなよりは知ってるからね。でもプロデューサーとか社長業として数字を見たりするのは初めてのことだし、こういう状況でゼロから見た数字がスタンダードになってるので、〈ここからがんばるしかないっしょ〉みたいな、前向きな感じです」

――O-nestの初ワンマン前には不安で号泣されてる動画も公開されてましたね。

UMI「最近は大丈夫です。あの時は単純にプレッシャーでした(笑)」

CHIYO「結成からライヴまで間があったから、どんどん期待値が上がっていってるのも実感したし、初めて人前で歌ったり踊ったりするっていう緊張で情緒がやられたけど(笑)。一回やったらライヴの空気感とか、どこを改善すればいいかもわかってきて」

――度胸があるんですかね。

プー「度胸もあるけど、小心者っちゃ小心者ですね。ただ、みんなめっちゃ練習するんです。私が見てきたよく練習する子以上にみんながしてるから、それは凄いなって思います。グループ全体の練習もけっこうやるんですけど、その後にそれぞれ別でスタジオ行ったりとか、発声とかボイトレで習ったことをカラオケで反復練習してたりして。逆に〈そんな練習するん?〉って焦りますよね(笑)」

BAN「練習しないと不安だから」

CHIYO「でも楽しい」

――それは最近のライヴを観てても感じます。いまも共同生活中なんですよね。

SHELL「はい。いまは4人で住んでます」

プー「CHIYO-Pだけ実家で、遊びにも来てくれない。お母さんが好きすぎて。でも来年から来るらしいですよ」

CHIYO「そう、親とも相談して〈来年からならいいよ〉みたいになって」

プー「家で事件が起こることが多いから、その時にいないと寂しいなって思うし」

――事件とは、例えば?

プー「いろいろあるんですけど、例えばこの間はSHELLさんが辞める辞めないで泣き出して、みんなで会議したりとか」

――サラッと言いますね(笑)。

UMI「ヤバイヤバイ(笑)」

SHELL「まあまあまあ」

プー「年齢的に友達の結婚とかいろいろあるじゃないですか? で、そういうの見ると、ステージにいるのが本当に幸せなのかって、落ち込んだ時にふと思っちゃったみたいで。いっぱいいっぱい話したよね(笑)」

SHELL「結婚願望とかじゃないんですよ。単純に〈私もあそこにいたな~〉って思っちゃった。〈いいな~〉って」

プー「口に出ちゃうんだよね(笑)」

SHELL「まあ、みんなが同じ方向いてる時に、それはマズイよなって」

――ないものねだりになりますからね。

SHELL「めっちゃ思いました。どう考えても確かなのは辞めたら絶対に後悔するってことだけは間違いないなって」

プー「別にみんなそれぞれに悩むことはあるしね。SHELLさんは多いけど(笑)」

SHELL「がんばりますって感じ」

プー「CHIYO-Pも〈クマンバチ〉のMVで倒れた後にちょっと塞ぎ込んでたり」

CHIYO「ナイーヴになりました(笑)」

プー「それぞれに良い時と悪い時があって、一緒に暮らしてるからこそ敏感に感じれるので、すぐに対処できるのは良いかもしれないですね。〈何か元気なくない?〉〈何か聞いてる?〉〈そうなんだ、じゃあ、話そうか〉って」

 

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