Crystal Kayが2020年12月に東京・大阪・横浜の各Billboard Live(ビルボードライブ)でクリスマス・ライブ〈Crystal Xmas 2020〉を開催する。

2019年にデビュー20周年を祝福するスペシャル・ライブを行ったCrystal Kay。日本のR&Bシーンにおける屈指の歌い手が、華やかなクリスマス・シーズンのBillboard Liveに登場する。

99年に菅野よう子が作曲した“Eternal Memories”で鮮烈なデビューを飾ったCrystal Kayは、2002年に発表したサード・アルバム『almost seventeen』でオリコン・チャート初登場2位という快挙を成し遂げ、J-Popシーンにその名を轟かす。2005年にはフジテレビ系ドラマ「恋におちたら ~僕の成功の秘密~」の主題歌“恋におちたら”が大ヒットし、同曲は現在も彼女の代表曲としてファンから愛され続けている。

2000年作『C.L.L 〜CRYSTAL LOVER LIGHT〜』収録曲“Eternal Memories”

2006年作『Call me Miss...』収録曲“恋におちたら”

国民的な歌手として2000年代を走り切ったCrystal Kayは、2010年代に入ると活躍の場を多方面へと広げていった。

2011年にユニバーサル ミュージックへと移籍したことを皮切りに、ファー・イースト・ムーヴメントの“Where The Wild Things Are”(2012年作『Dirty Bass』収録曲)や、ライオネル・リッチーの“Endless Love”(2012年作『Tuskegee(ベスト・デュエット~タスキーギ)』収録曲)でフィーチャーされるなど、海外のアーティストたちとコラボレーションを重ねる。

ファー・イースト・ムーヴメントの2012年作『Dirty Bass』収録曲“Where The Wild Things Are”。そのミュージック・ビデオのティーザー

ライオネル・リッチーの2012年作『Tuskegee』収録曲“Endless Love”

さらに、2013年には岸谷五郎が演出した舞台「Dance Earth ~生命の鼓動~」にメイン・キャストとして出演、力強いダンス・パフォーマンスで魅せたCrystal Kayの才能に賛辞が集まった。そこからはさらに、TETSUYA、NESMITH、EXILEのUSAと共にダンス・プロジェクト〈DANCE EARTH PARTY〉を結成して活動を行っている。

幼い頃からの夢だったという俳優としての活動も継続しており、2019年には「私の20年間のキャリアで、一番のチャレンジ」と語るブロードウェイ・ミュージカル「ピピン」の日本語版公演に出演、ミュージカルに初挑戦して新境地を切り開く。リーディング・プレイヤーとして重要な役割を担ったCrystal Kayは、高い歌唱力と身体能力で歌とアクロバティックなダンスをこなしたことも話題になった。

2019年のミュージカル「ピピン」のCrystal Kayのパフォーマンス映像

同年にはNetflix映画「アースクエイクバード」にも出演。2020年は渡辺直美が主演するミュージカル「ヘアスプレー」の日本版に出演予定だったが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴って中止になってしまった。ともあれ、〈演じるCrystal Kay〉はこれからも様々な場所で見ることができそうだ。

なお、Crystal Kayは2013年から米NYに拠点を移し、自身の表現を磨き続けている。
2014年からマネージメントをLDHに移籍し、翌2015年にスタートさせた〈Crystal Kay第二章〉を彼女は更新している真っ最中だ。