Page 2 / 2 1ページ目から読む

『Hosono Haruomi 50th ~Music, Comedy and Movie~』の中身をそれぞれ紹介

細野晴臣 『細野晴臣 50周年記念特別公演』 スピードスター(2021)

2000年代後半以降の細野のライヴ活動を支えてきた高田漣(ギター)、伊賀航(ベース)、野村卓史(キーボード)、伊藤大地(ドラムス)と共に行った50周年特別公演を完全収録。細野が幼少の頃から親しんでいたミッド・センチュリーのブギウギ、ラテン、ロックンロールのカヴァーを中心に、“Body Snatchers”“Sports Men”などのソロの名曲も。リズムの揺れまでも計算に入れた緻密な演奏と、リラックスしたトークのコントラストも楽しい。

 

細野晴臣 『イエローマジックショー3』 スピードスター(2021)

過去に2度放送された〈イエローマジックショー〉の舞台版とも言える公演を収録。小山田圭吾、安部勇磨(never young beach)、清水ミチコ、清水イチロウ、ジョイマン、高橋幸宏、豊崎愛生、ナイツ、ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)、星野源、水原希子、水原佑果、Little Glee Monster、U-zhaan、宮沢りえ、ロッチらが出演し、コントあり音楽ありの演芸大会が繰り広げられる。YMOによる“Cosmic Surfin’”“Absolute Ego Dance”の遠隔セッションなど超貴重な記録も。

 

細野晴臣 『NO SMOKING』 スピードスター(2021)

1947年に東京で生まれ、海外のポピュラー音楽に親しんだ幼少期から始まり、はっぴいえんど/YMOの結成秘話からソロ・アーティストとしての変遷まで、50年に及ぶ活動を貴重な映像やインタヴューと共に追体験できる。なかには、2019年のロンドン公演で細野、高橋幸宏、坂本龍一が5年ぶりに共演した際の映像も。細野自身の人生を辿ることで、20世紀後半から21世紀にかけての音楽の移り変わりを感じられるのも興味深い一枚となっている。