現代UKジャズのキーマン、シャバカ・ハッチングス率いるユニットが名門インパルスでの2作目をリリース。前作と同じく、テナー・サックス、ベース、ツイン・ドラムという変則的な編成に加え、ラッパーや詩人、ヴォーカリストがストーリーテリングを担い、BLM以降のシリアスなメッセージを紡いでいく。確かな技術とセンスで描かれるのは神話、怒り、そして未来。ジャズは単なる音楽ジャンルの一部ではないのだ。