夏の終わりも灼熱地獄な鋼鉄連載〈OSHIETAL〉。今月はカテドラル解散後、その動向に注目が集まるリー・ドリアン主宰のレーベル=ライズ・アバヴをオシエタル! かつてリーが在籍したナパーム・デスの代表曲から名を拝借し、エレクトリック・ウィザードほか人気ドゥーム/ストーナー・バンドを多数輩出した老舗なのだが、最近リリース猛攻に出ているのである。
まず紹介するのは、スウェーデンの若手4人組、サターンによるファースト・アルバム『Ascending: Live In Space』だ。70s中期のジューダス・プリーストを思わせる演奏と抜けの良いハイトーン・ヴォイスが冴え渡り、口うるさいメタル親爺からも絶賛されているぞ!
お次はカテドラル仲間のギャリー・ジェニングスが率いるデス・ペナルティの『Death Penalty』。サターンと同じくこちらも古き良き英国メタルの様式を継承しているのだが、そこにミシェル・ノコン(元サーペントカルト)の妖艶な歌声が乗るのだから一筋縄ではいかない。なお、今後も続々と新作が控えているとのことで、ライズ・アバヴをチェックせずしてメタルをカタルべからずなのだ!