〈温故知新〉を体現する、大和田のラーメンと一十三十一の『CITY DIVE』
塩豚骨や魚介豚骨もラインナップされており、家系の良さをしっかり残しつつも独創性のある〈新しさ〉を追求した大和田のラーメン。この一杯からは、2012年にリリースされた一十三十一の5作目のアルバム『CITY DIVE』が聴こえてくる。
このアルバムの1曲目“DIVE”は、オフィシャルMVに出てくるようにナイトプールを連想させる現代的でクールなナンバーだが、2曲目“ギャラクティックにさせて”の〈ルージュ〉や〈エクスプレス〉、10曲目“グラスに浮かべたノンシャラン”の〈渚を駆けてゆく ロマンティックに釘付け〉といった歌詞、3曲目“恋は思いのまま”のディスコ・サウンドからは、彼女がリスペクトしている70〜80年代のシティ・ポップ要素も十分に感じることが出来る。
古き良きサウンドに、艶っぽいヴォーカルで〈媚薬系〉と称される一十三十一、自身のユニット流線型でゼロ年代のシティ・ポップ・リヴァイバルに火を付けたプロデューサーのクニモンド滝口氏、トラックメイカーのDORIAN、ギタリストのKashifのエッセンスが加わり、2010年代ならではのポップに仕上がっているのだ。
昔と今、懐かしさと新しさ。一見対局にあるように思えるが、先人へのリスペクトあってこそ、新しい〈オリジナル〉は生まれるのだ。 温故知新はラーメンにも音楽にも共通するんだなぁ……としみじみ思いながら帰路に着いた磯野くんであった。
麺屋 大和田
東京都渋谷区道玄坂1丁目6−7
03-3461-3822
RELEASE INFORMATION
YONA YONA WEEKENDERS メジャー・セカンド・シングル“Good bye”
リリース日：2021年6月23日
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LIVE INFORMATION
YONA YONA WEEKENDERS present「INGING TOKYO vol.01」
2021年8月14日（土）東京・渋谷 CLUB QUATTRO
開場／開演：17:00／17:45
共演：後日発表
前売り／当日：3,000円／3,500円（いずれもドリンク代別）
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