2013年のUSヒップホップを代表するヒット曲“Versace”によって一躍アトランタのブライテスト・ホープと目されるようになったラップ・トリオ、ミーゴス。今年6月にはリオ・コーエンとケヴィン・ライルズがアトランティック傘下に興した300エンターテイメントと契約、今後の展開が俄然楽しみになってきた彼らだが、タイミングよく2月に発表した最新ミックステープが一部構成を変えてCD化された。冒頭の“Copy Me”で誇示している通り、まずはいまもっとも影響力のあるラップ・スタイルという評価もあるリズミックな〈ミーゴス・フロウ〉の独創性を楽しむべき一枚だろう。制作は実質的なプロダクション・パートナーとなるゼイトーヴェンのほか、メトロ・ブーミンやTM88のビートも聴くことができる。
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