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インタビュー

BiSH『GOiNG TO DESTRUCTiON』破壊なくして創造なし――再起動を経てスケールアップした圧巻の新作を語る

破壊なくして創造なし――再起動を経て一段とスケールアップした6人が圧巻の新作をついに完成。〈いま聴いてほしい曲〉を詰め込んだ圧倒的な大作を喰らえ!

さまざまな愛の形

リンリン「1年ぶりぐらいの有観客ライヴだったので、“LETTERS”で幕がバッて落ちてお客さんが見えた瞬間に、その1年がもう一瞬でギュッて縮まった気がして嬉しかったです。それを全身で感じたっていうか、〈夢か現実かわかんない感覚ってこんな心地なんだ〉って思うぐらい、ずっと記憶に残るライヴだなって思います」

アイナ・ジ・エンド「〈やっと会えたね〉っていうのがまず最初の感想で。夢みたいな時間を過ごさせていただいたし、〈やっぱりここが私たちの居場所だな〉って再確認したりして。あの日をきっかけに清掃員と生きてることを確かめ合えたので、〈また会えるまでがんばりたいな〉って、綺麗事じゃなくホントにそういう気持ちになりました」

 『LETTERS』を引っ提げて昨年末に代々木体育館で332日ぶりの有観客ワンマン〈REBOOT BiSH〉を開催し、エモーショナルに〈再起動〉を宣言したBiSH。その感慨は各々が語る通りながら、今年に入ってからの活躍ぶりにはそれ以前を凌ぐスケールの大きさが感じられる。このたび届いた2年ぶりのフル・アルバム『GOiNG TO DESTRUCTiON』にその勢いは集約されているわけだが、まずは大きなライヴの続いたここ最近の状況から訊いてみよう。

BiSH 『GOiNG TO DESTRUCTiON』 avex trax(2021)

モモコグミカンパニー「ホントに忙しくさせていただいて、6月とかはもうライヴ漬けって感じでした。アリーナのワンマンをやりながら、〈BiSH'S 5G are MAKiNG LOVE TOUR〉っていう豪華な対バンのツアーもやらせていただいてて、めちゃくちゃ充実してるし、いろんなことを学べる日々です」

セントチヒロ・チッチ「〈5G〉ツアー自体が物凄く意味のあるツアーだと思っていて、対バン相手の皆さんがBiSHに教えてくれることも、向けてくれる愛の形も全然違うからこそ、気付かされることが凄く多くて、毎回めっちゃいいなって思うんですよ。培ってきた先輩とのストーリーがあるから生まれるものもあったし、初めてだからこそ生まれるストーリーもあって、毎回ホントに意味があるし、何か本にしたいって思うくらい(笑)。ただ、そこに焦点を当てすぎて、有観客でライヴできてることに麻痺しないようにしたいなとも思ってます。いまやっとお客さんがいる状態でライヴできてるということが凄く大事なので、それを当たり前だと思わずに、ひとつずつ大事にしたいな、みたいな気持ちはありますね」

 なお、昨年の中止から1年を経て実現した〈5G〉の対バン相手は9mm Parabellum Bulletやサンボマスター、東京スカパラダイスオーケストラ、NOT WONK、ドミコ、Creepy Nutsなど、コラボやトリビュート参加、番組での共演など縁のある面々から初顔合わせの名前まで、実に多彩な顔ぶれ。とりわけ印象的だった日を各々に訊いてみよう。

リンリン「私はゲスの極み乙女。さんです。コーラスの人とかもいて、凄い綺麗な音を奏でていて。どのバンドの方々もそうだったんですけど、みんなが音楽を奏でて全員で楽しんでるのがとても伝わってきて、凄く綺麗だなって思ったのが印象的でした」

モモコ「ヤバイTシャツ屋さんと福岡でツーマンさせてもらったのが個人的に嬉しかったです。もっともっといろんな人に観てほしいなと思ってしまったぐらい。“あつまれ!パーティーピーポー”をステージ上で一緒にコラボできたのも嬉しかったですね」

アイナ「印象深い日はいっぱいあるんですけど、氣志團さんとマキシマム ザ ホルモンさんには、新しい概念をいただいたっていう気持ちがあって。氣志團さんにはホントにエンターテイメントを観せつけられたなって思ったし、ホルモンさんはクリックとか聴いてない演奏で、〈これがバンドか!〉みたいな感じでした。フィーチャリングしてた楽曲で向こうのステージにサプライズで出していただいたんですけど、リハの時とテンポが違ったのも楽しかったです」

チッチ「私は大阪のDragon Ashですね。待ちに待った日だったんで。個人的な話ですけど、お母さんと唯一音楽の話をするのがDragon Ashだけなんで、凄い親孝行した気分になったのもあるし(笑)、心待ちにしてました。さくちゃん(桜井誠)は一緒に番組(カレー探求番組『スパイストラベラー』)をやってるし、Kjさんも凄い尊敬していて、そういう人たちがBiSHを好きでいてくれる事実も凄く嬉しかったし、一緒に曲をやったことも、〈こんな世界線があったとは〉みたいに言うじゃないですか(笑)。あり得ない事象が起こってるのを体感して、めっちゃ幸せでしたね。あとはゲスのほなみ(ほな・いこか)さんが〈愛してるよ~〉ってドラム・ソロ叩いてくれて、〈女が惚れる女ってこれや~〉って思いました(笑)。めっちゃカッコ良くて」

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