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Audiobooks “LaLaLa It’s The Good Life”

天野「オーディオブックスはMikikiに初登場ですね。フランク・オーシャンやサンファなどの作品への参加で知られるマルチ・インストゥルメンタリスト/プロデューサーのデイヴィッド・レンチ(David Wrench)とヴォーカリストのエヴァンジェリン・リン(Evangeline Ling)によるプロジェクトです。2018年のファースト・アルバム『Now! (In A Minute)』が、インディー・ポップ・ファンから注目されました」

田中「この2人組はアート・ポップ/エクスペリメンタル・ポップ的なサウンドが特徴で、良くも悪くもスノッブな印象を持っていたので、今回の新曲“LaLaLa It’s The Good Life”には驚きました! ピコピコとしたエレクトロなサウンドと、やたら勢いのある歌メロを融合させたポップソングで、どういう気持ちのときに聴くべき音楽なのかは謎ですが……」

天野「でも、この妙にエレクトロニックなインディー・ポップ・サウンドは、亮太さんの好きな感じだなと思いました」

田中「むやみやたらにアッパーでおもしろいですね。この曲を収録した新作『Astro Tough』は、10月1日(金)にリリース。いったいどんなサウンドになっているのか、これはワクワクしちゃいますね!」

 

YEИDRY feat. Damian Marley “YOU”

天野「ドミニカ系イタリア人シンガー、イェンドリーがダミアン・マーリーをフィーチャーした“YOU”。イェンドリーは、あのマネスキンが出演したことでも知られるイタリア版『Xファクター』の出身者で、もともとはマテリアネーラ(Materianera)というグループのフロントウーマンでした。2020年に“Barrio”と“Nena”というシングルで成功して、瞬く間に国際的に知られるようになったんですよね」

田中「フィーチャーされているダミアン・マーリーについては、説明不要でしょうか。ボブ・マーリーのもっとも若い息子で、レゲエ・ディージェイとして90年代から活躍しています」

天野「イェンドリーはラテン・ポップのシンガーですが、今回の“YOU”ではダミアンとのコラボでかなりセンシュアルなダンスホール・ナンバーに挑んでいますね。アフロビーツがどんどん拡大していることもありますし、アフリカ市場もねらった曲なのかなと思いました。一方で、アメリカのR&Bっぽい感じもありますし、とてもハイブリッドですね。いろいろな面で注目してほしい曲です」