SKY-HI、AK-69、ジェニーハイらとの対外試合的なコラボ、〈美しさ〉という現代においてはセンシティヴなテーマに実体験も交えて向き合ったシングル曲“美人”の反響もあって、ますます存在感を強めるなかで届いたサード・アルバム。その“美人”や“ピリオド”といったハードなラップ・チューンもありつつ、夜に駆けるようなグルーヴ感が良好な表題曲をはじめ、エモ・ラップやラテン・ポップを消化したトラックにも目新しさだけではない耳馴染みの良さがあり、日本語への取り組みを含めてジャパニーズ・ポップスとしての深度と鮮度をより増している印象。独白調の語りが生々しい“想像力”など身を削るような表現も多く、恥じることなく自身を曝け出し、我が道を貫き進む姿はまさに〈破廉恥〉。