実に15年ぶりの新作は、華麗な足跡を愛おしむような素晴らしい表題曲を手掛けたトロイ・ミラーを中心に、トライアングル・パークらポップ職人が集ったポジティヴな一作。セレステがやりそうなコンテンポラリー路線でもシンプルなバラードでも独特の高級な雰囲気作りの巧さは流石で、ジャック・アントノフによるイナタいダンス曲“I Still Believe”も絶妙に映える。娘のロンダやサイーダ・ギャレット作のナンバーにも注目だ。