コロナ禍の状況下で10周年を祝った『10』からおよそ1年で、新境地のアルバムが堂々の登場。ドラマ主題歌の“いない”や爽快な爆音サマー・チューン“暴露”、NUMBER GIRLの中尾憲太郎をプロデュースに迎えた騒やかな“餌にもなれない”、轟音の底で心情を吐く“夜の魔物”など中嶋イッキュウらしい目線とダイナミックな演奏で心に刺さる楽曲を連発してくる。年を跨いでの全国ツアーとその後の欧州遠征も見据えた上々の出来映え。