6年ぶり通算6枚目のアルバムはニック・ケイヴやヤー・ヤー・ヤーズらを手掛けたニック・ローネイ&アダム“アトム”グリーンスパンのコンビがプロデュースし、名門コンク・スタジオで録音。切れ味鋭いギター・リフを中心としたキャリア初期を思わせるサウンドに回帰する一方で、演奏自体は良い意味で力が抜けており、アルバム全体では余裕を感じさせる。キャリアに裏打ちされた成熟のポスト・パンク作品だ。