コンゴとアンゴラの血を引くヤニーク・ルンガのソロ・ユニットによる初作は、伝統的なアフリカ音楽に強く影響された80年代のUKニューウェイヴポスト・パンクを、モダンにアレンジした仕上がりに。ブロック・パーティTVオン・ザ・レディオを彷彿とさせる部分もあるが、彼らよりセクシーかつ幻想的で、体温低めのクールなグルーヴに魅了される。個人的には今年を代表する一枚になりそうな素晴らしさだ。