作品のクオリティを突き詰めたため、レコ発ツアーに間に合わなかったという9作目がついに完成。シティ・ポップ風味の洗練された音像に潜ませた違和感が、最後にすべてを侵食していく“夏休みはもう終わりかい”や、恐らくアルバム名の参照元であろうポスト・パンク感と昂揚感たっぷりのサンバが肩を組む“The Ninja”など、程良く肩の力を抜いた(ように聴こえる)サウンドと、持ち前の独創性が炸裂した全10曲。