13世紀、イラン東部の都市にやってきた少女シタラ。彼女のモデルはユーラシア大陸を支配したモンゴル帝国で〈魔女〉と呼ばれたファーティマ・ハトゥンという女性だ。学者の家で奴隷として働くことになったシタラは、そこで知ることの楽しさを学ぶ。そして世界を生き抜くため、自分の才能を発揮できる世界を求めて、知識と知恵を武器とし、〈モンゴル帝国〉の捕虜となり、後宮に仕えるようになる。作者は、17世紀を舞台に探検家・ダンピアの海洋冒険飯漫画「ダンピアのおいしい冒険」も連載中のトマトスープ。世界史に馴染みがなくても、レトロな絵柄がとっつきやすくしてくれる。