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フルカワユタカの20年に及ぶ軌跡を駆け足で紹介!

 Yutaka FurukawaがHayato Beat、Taro HojoとDOPING PANDAを結成したのは97年。2000年にDIWPHALANXより最初のシングル“Dream Is Not Over”をリリースする。このレーベルには、ドーパンの初期作品をプロデュースしていたTGMXが率いるSCAFULL KINGや、フルカワが現在サポートを務めるLOW IQ 01も所属していた。2002年のミニ作『PINK PaNK』や2004年作『WE IN MUSIC』のヒットを受け2005年にメジャー進出。2012年に解散するまで、アルバム4作を発表し、ダンサブルなロックで人気を博した。

 解散後、Furukawaはフルカワユタカ名義でのソロ活動を始動。久しぶりにTGMXを迎えた2018年作『Yesterday Today Tomorrow』や2022年の5作目にして最新作『ファースト・ディケイド』などコンスタントにアルバムを発表している。そんななかドーパンは2022年に再結成し、同年にアルバム『Doping Panda』をリリース。東名阪のZeppを周るツアーを成功させた。ソロでもバンドでも絶好調なFurukawaはいま音楽家としての充実期にあると言えるだろう。 *田中亮太

左から、フルカワユタカの2022年作『ファースト・ディケイド』(Niw!)、DOPING PANDAの2022年作『Doping Panda』、2011年のベスト盤『THE BEST OF DOPING PANDA』(共にソニー)